地図読みとGPS

ヤマレコ という山歩きの人々の記録投稿共有サイトがある。

ここではどうも GPS を使うのがタブー視されているように感じる。

積極的に使っていると書いたら 地図の読めない登山未熟者 扱いされるような雰囲気で殆どの人が「補助的に」というような断りを入れている。

警察の登山指導でさえ、GPS は持っていくようにと指導しているのに・・・何故だろう?

私の記録では当然積極的に使っていると書いている。

ン?今どこ?、と思ったら、いちいち読図するより、GPSをパッパッパと操作してピンポイントで現在地を確認した方がよっぽど速い。

その上で、GPSの指し示す位置がおかしいと思ったら、地図を見て地形を読んで現在地を割り出せばよい。GPSの指し示す現在位置が自分が想定している範囲内あれば、さっさとそれを信じて次の行動を取る方がよい。

本当の山屋ならいつどんな状況で地図を出されても現在地を「この辺」と指させる。そしてそれは実際の位置と2~300mと離れていない。それぐらい、山屋は現在地を押さえて行動している。

そういう地図読みと地形読みが出来ている山屋にこそ GPS は有効な道具だと思う。

 

ヤマレコ ユーザは地図読みが出来ないか、地形読みが出来ないか、GPS を持っていないか、スマホGPSの使い方が分からないか、のいずれかということなのであろう。

さらに驚くのは、地図読みに必要ななのは

25000地形図、磁石、高度計

と言う。高桑氏もこれを三種の神器だと言っていた。

高度計???これもいわゆる電子精密機器でしょ?違うのかな?

電子精密機器を肯定していながら GPS は否定する。時代に付いていけない古くささを感じる。

山では、新しい良いものは高価でも頑張って買って使うべきだ。

それが安全に繋がっていく。

 

 

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