書籍「資本主義の終焉と歴史の危機」を とうとう 読んでみた。
紀伊國屋書店のダイレクトメールでこの本の紹介が10回は来た。
紀伊国屋はお奨めなのかも知れないが私はこの手の本に感心がない。
でも、あんまりしつこくダイレクトメールが来るので とうとう 読んでみた。
結果、不愉快なぐらい面白くない。
何故面白くないと決めてかかっていたか。
まず、著者は当然のごとく 経済 の専門家である。片や私は何とか日経新聞が読める程度しか経済が分からない。ということは著者の言う「資本主義」とはなんぞやと言うことは結局最後まで私には理解出来なかったので、それ(=資本主義)が 終わる と言われようが、益々絶好調と言われようが私にはイメージ出来ない。
分からないながらもこの手の話しは10年以上前に何冊か読んでいるので、理解出来る範囲では全く新鮮みがない。
新鮮み?一つあったかも。マルクス主義が見直される、みたいなことが書かれていた、点か。
そして、この手の話題は、「終焉」と説明してくれるのは良いが、じゃあ、明日から私はどうすればいいの?どう思考すればいいの?についてはヒントはおろか著者は書こうともしていない。
この「終焉」を訴える本はみんなそうだ。
絶対に、なのでどうすればよい、は書かれていない。
結局、終焉するかしないかを知っても知らなくっても、全く意味がない(変化がない。変化しようがない。)
それが分かっていたからこの本を紀伊国屋が薦めても読まなかった。
この手の本は、お金と時間の無駄なんだ。