大量殺人事件

先日(2018年7月6日)にサリン事件の主犯=麻原彰晃ら7人の死刑が執行された。
正直なところ、法務大臣はよく押印したと思う。
あと6人の執行もよろしく、という気持ちだ。
と同時に欧州やアムネスティの死刑反対の声が大きく報道されるか?と思っていたけれどどうやらそれは無かったような気がする。
マスコミも麻原彰晃相手に死刑執行反対はさすがに言えないだろう。
「人権」を考えたとき、アムネスティの死刑反対は理解できなくもないが、テロのような犯罪に対する状況は欧米と日本ではあまりにも違いすぎると思う。
もしあの地下鉄サリン事件がアムネスティ本部のあるロンドンで起こっていたら、そして、ロンドン郊外で麻原が隠れていたら、どうなるか。
生きて逮捕されていない。絶対、銃撃戦で射殺されている。
当然、裁判も、死刑判決も、そしてアムネスティの主張通り 死刑執行 も存在しない。
欧米は逮捕時にきまって射殺をどう説明するのか?聞きたいものだ。

説明 ?
そういえば、麻原の死刑執行に対して評論家等は「謝罪も説明もないまま」と言っていた。
だから、今後の同様の犯罪の抑止になにも手を打てないと。
麻原からの説明が聞きたいか?そしてそれが何かの抑止に役立つのか?
こういう極めて第三者的なスタンスの評論家にもマスコミにも私は馴染めない。

説明 ? それより分析可能な大量殺人がある、地元 神奈川県 に。

2016年9月に神奈川県横浜市の大口病院で点滴に消毒液を混入されて2名が殺害した。
先日、看護師の久保木愛弓(犯行当時29歳か)が逮捕され、20人ぐらいやったと供述しているとのこと。大量殺人の全容はこれからわかるかもしれない。

2017年10月に神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった。
いずれも白石隆浩(20歳台後半)によって殺害され解体されていた。

2016年7月26日、神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で元施設職員の植松聖容疑者(うえまつさとし)(犯行当時26歳)が19人を刺殺した。

2014年11月と12月に神奈川県川崎市の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で入居者3人を転落死させたとして 今井隼人(20歳台前半) が逮捕された。
犠牲者が3人で済んでいるのは翌年5月に入居者の財布を盗み、窃盗罪で逮捕されたからだろう。

全部、神奈川県だ。

全部、犯人は20歳台だ。

座間を除けば、全部、介護を必要とする人の施設で介護される側が介護する人に殺されたのだ。
座間もそれに近い。助けを必要とするものに助けるふりをして近づき殺している。

そしてすべてがここ数年以内の事件だ。

これほど似通った事件が起こっているのだから的確な分析ができるだろうに。

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