アリバイ登頂 - その1

表の「オバカンの山」には、技術的に?精神的に?ちょっと味のある山行記録を書いている。だからここにはただ登山道を歩くというハイキング的な山行は何も書いていない。いわゆるゲレンデでの岩登りトレーニングについても書いていない。

ところが最近の私は、登山道ハイキングが多いので「オバカンの山」のアップデートがめっきり少ない。

と言うことで最近のハイキングについてこちらの「日々是好々爺」に書いておくことにする。

 

本格的に山に登り始めて50年近くなるが、意外と山頂に登っていない。

山頂は、積雪期のゴールにはなったが、無雪期に比べると積雪期の行動範囲は1/5ぐらいに落ちるので、その意味でも殆ど登れていない。

また、夏は沢登が好きだったので、溯行は楽しむがその先で山頂を踏むということは目的にならなかった。

そんなこんなで標高に関係なく登頂した山は少ない。少ないのは良いが、日本の3000m峰は全部登りました、と冥土の土産話に持って行きたいと思うようになった。

日本の3000m峰は全部で21座と言うのが定説のようだが、この理由は、国土地理院が「日本の山岳標高一覧」に載せている山で且つ3000m以上の山と言うことらしい。

しかし、国土地理院は自分たちが規準にする三角点や標高点に都合のよいところの高さを測っているのであって、登山者の視点でもなければ山のテッペン高さでもない。

と言うことで、山屋から見た3000m峰のリストアップが必要になる。

例えば、日本の最高峰、富士山は剣ヶ峰に登っただけでは富士山登頂とはしない。お釜を一周し、剣ヶ峰はもちろん白山岳の山頂にまで登って始めて、3000m峰の富士山に登ってきました、と言えることになる。

同様に、乗鞍岳も剣ヶ峰だけではなく大日岳(奥の院)にも登らないと3000m峰の乗鞍山に登ったとは言えない。しかも大日岳(奥の院)は夏期の登頂は禁止だから積雪期しか登れないと思うとファイトも湧くし楽しみも増える。

せっかくの冥土への土産話をつくる登山なら、自分なりのストーリーを作って登らないと勿体ない。

ところで、このように登ったという証明の為に山頂に立つ、ただそれだけが目的の山を「アリバイ登頂」と言うらしいことを最近知った。実に、言い得ている言葉だと思う。早速この言葉を使かわさせてもらって書いていきたいと思う。

 

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