長野県は山岳遭難が多い。
それを少しでも減らそうと、自分の体力や技術にあった登山をするようにと、今日、「信州 山のグレーディング」が発表された。
ここで言う「登山」とはいわゆるハイキングのような、今風に言えば、トレッキング レベルの山歩きに過ぎない。
決して岩登りなどを含むものではない。だから
『一般的な登山ルートにあたらない特に条件の厳しい登山ルートは評価の対象としませんでした。
【例】 西穂高岳~奥穂高岳(北アルプス) 北鎌尾根(北アルプス) 鋸岳(南アルプス)』
となっている。ところがしかし、
D-8の荒川岳(湯折) とか D-7の赤石岳(湯折) と言うのがでている。
正直、「エーッ!!ウソだろ !!」と思ってしまった。
実は、昨年、湯折から荒川と赤石を狙ってみた。
1回目の徒渉も出来ずに敗退してきた経験がある。
確かに、私が行ったのは、各地に被害をもたらせた台風あとである。
台風のあと、1週間経ったのでもう水も退いていよう、と出かけた。
でも、一回目の徒渉で、腰まで浸かる、これがこの後10回程もあるのかと思うと「無理だ」と、止めて帰ってきた。
本流を徒渉するので、単に腰までと深いだけでなく水流もかなりある。
これを10回も繰り返す自信はなかった。
そんなルートが、西穂高岳~奥穂高岳 間さえも対象にできないような山歩き技術の人に紹介されているのには驚いた。
湯折からのルートは、登山道しか歩かない人には到底無理だ。
私?
黒部川を幾つか溯行していますし、支流ですが初溯行の記録も作っています。