前回、フリースの重ね着は効果が出ない、と書いた。
まさか ダウン を重ね着する人はいないと思うが、やはり ダウン も効果は 和 になっては表れない。
ウェアではないがシュラフ(寝袋)の話し。
先日、八ヶ岳の登山道入り口で車中泊した。 -5℃。
3枚着て寝た。
肌着の上に厚手の肌着のようなもの(登山で言うベースレイヤ)を2枚、都合3枚着て寝た。30分もしたら暑くなってきたのでベースレイヤを1枚脱いで結局2枚で寝た。それでもかなりシュラフの中は暖かかった。
暖かい理由はこの 肌着+ベースレイヤ ではない。シュラフ。
実は、ダウンのシュラフだけでは寒いので(過去の車中泊でよく分かっているので)ダウンのシュラフの上に化繊のシュラフを重ね着していた。
これが暖かい。
化繊のシュラフ。アウトドアショップ(キャンプ道具屋さん)で何年か前に1500円で山積みされていたので買った。勿論、薄っぺらいので夏の山(私の場合、夏の車中泊)でしか使えない。薄っぺらいけど丸めたときにダウンの様に小さくならないので嵩張るし、ダウンよりずっと重い。価格以外は欠点だらけ。でも、これの効果が大きい。
シュラフから首を出すと、ヒェ~と言う寒さ。
化繊シュラフの中は暖かくはないがヒェ~と言う寒さもない。外気のクソ寒さをシャタウトしてくれている。そのお陰で、ダウンシュラフが保温力を十分に発揮してくれている。
ダウンのシュラフ、春から秋の3シーズン用で2~3万円する。
これが冬用だと4~5万円する。
(穂高などの3000m級の山に耐えるのだともっ高額になる。が、雪の穂高を狙う奴は、心が熱い、ぬくぬくキャンプに行くのではないのでそんな高額なシュラフを考えるバカは居ない)
このダウンのシュラフだと 2~3万円 と 4~5万円 の価格、この2万円の価格差を、化繊のシュラフだと1500円でカバーできる、と言うことになる。ダウンと化繊、素材を変えれば僅かに1500円で済む。
但し、車中泊では。山中では、化繊の 嵩高さ と 重さ はお金で解決すべき悪要素である。