3~4ヶ月前の話、
スキーなどで名の通った 長野県 白馬 近くのコンビニだった。
山から下りてきて車まで戻って、コンビニに寄った。
レジを済まそうとしたとき「お客さん、今朝これ忘れませんでしたか?」と聞かれた。
それは私のではなかったけれど、驚いて聞き返した
「エッ!?、確かに私、今朝ここに寄らせてもらったけれど、それを覚えておられたんですか???」と。
そうしたら「ハイ」とニコッと笑って返事が来た。
驚いた。
「今朝」と言っても8時9時の話ではない、夜明けの4時過ぎだ。
そして私の場合、山に入れば10時間は入っているので歩き終わったところから車までバス、列車、タクシーなどで戻ってから、汗を拭き、着替えをして車を発車させるので再びコンビニに寄るのは10数時間後ということになる。
そんな前の客のことを覚えているということの凄さと夜明けから10数時間お店を切り盛りしているという凄さに恐れ入る。
この女性店員さんがオーナーの娘さんかアルバイトなのかどうか知る由もないが、アルバイトなら時給1000円前後で働いている。それでこの仕事ぶりとはこれまた凄いことである。
(私が信州の山へ行くときは車で下道を走ることがほとんどだ。なのでちょくちょくコンビニで休憩し、トイレを借りる。そのトイレには決まってアルバイト店員募集の張り紙がある。その時給が1000円前後での募集だ。)
私もアルバイトをしている。私の生活は年金だ。その年金から自由気ままに山へ行く費用を捻出するのは難しい。で、アルバイトをしている。そんな遊ぶお金のためだけのアルバイトなら時給1000円でも十分だ。けど、この女性店員ほどに仕事を任されてそしてそれをこなしている若い人には倍ほどのバイト代を出してあげてほしい。