日本に旧人か原人が居た???

ここ1~2ヶ月は、人類史に興味をもって本などを読んでいる。

人類史すなわち先史時代(文献が残っている歴史時代以前)のお話しで、日本で言えば、私の関心は、縄文時代以前となる。

ここ横浜市にも都筑区に縄文遺跡が多く発掘され、「横浜市歴史博物館」に多くが展示されている。

そこへ行ってきた。館内は人が少なくゆっくり見て回れ、非常に良いところだった。

旧石器や縄文土器がこんなにあるのか、と思うほど多く陳列されていた。

実に興味深い。

ただ残念なのは、原始Ⅰブースの「土の中に埋もれた歴史」の説明板に『日本列島に人間が住みはじめた13~50万年前』という記述があったことだ。

これには2つの誤りがある。

まず一つは、人間=ホモ・サピエンスが現れたのは16万年~20万年前にアフリカに現れ、そのアフリカからシナイ半島またはアラビア半島へ出たのが10万年前または6万年前とされているから、『13~50万年前』に日本はおろかアジアに人間が居る訳がない。

ちなみに、日本で顔立ちや身長が分かる綺麗なかたちで発見されている一番古い人骨は、沖縄の港川人で2万1000年前頃とされている。

ではここで言う 人間 が、ヒト科ヒト属ヒトすなわちホモサピエンスでないとするなら、旧人とか原人とかの亜種になる。当然、日本では旧人や原人の人骨は発見されていない。

ただ、ホモサピエンス以前の石器が発掘されているとされているが、12万年前ぐらいが限界のようだ。

そうすると『13~50万年前』とは何か?と言うことになるが、これは、あの藤村によって捏造された日本の人類史を横浜市歴史博物館ではいまだに来館者に堂々と展示していることになる。

残念!!!

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です