とうとう 杖 を買った

とうとう山用の 杖 を買った。

昔、Tさんに「良いよ、使ってみたら!」と2回ほど貸してもらったことがある。

でも精神的にダメだった。

杖は使えない、あるいは使ってはいけないと言う思いこみがあった。

昔、20代前半、黒部下流の柳又谷の上部をやろうと、白馬の雪渓からアプローチしたことがある。そのとき軽いが嵩張るものを手で持って上がった。

普段持たないものを持っての登行なので村営小屋に着く頃には肩こりで腕が棒のようになった。

以来、ザックを担ぐ時は、手に物を持ってはいけないと決めてきた。

だから 杖 で腕を塞ぐのなんかは論外の行為である、と。

でも、ピッケルは雪の斜面では良いんだよ、と我ながらわけ分からないんだけどね。

 

昨年の秋の終わり頃から雪のある山に行くたびに、山スキー用のストックを持っていった。

これが2段伸縮ストックなのだが、縮めても1mはある。長い。

日帰りザックに付けると頭上へ飛び出しているって感じで、木の枝にひっかかって歩きにくい歩きにくい。それでいて、雪が出てきてもストックを使わずに足だけで歩いていたので、単に進路妨害をする道具に過ぎなかった。

それで、ずっと、たたむと短いストックが欲しかった。

でも、普通に買えば、1万円を超えそうな金額。

必要な装備なら勿論1万円でも購入するが、単に、木の枝にひっかかるのがイヤ、を解消するためだけに1万円は勿体ない、と手が出せなかった。

それが今回ネットでかなり安く手に入れられそうだったのでポチッとやったのが先ほど届いた。

新品なだけに綺麗な色をしている。そして、短い!!

さあ、これを持って山には入れば、私も今時の登山者の仲間入りだ。

の、はずなんだけれど、そうはならない。

この 杖 はあくまでも雪山用なので、あと1ヶ月もして4月中旬以降は雪も締まるのでもう持ち出すこともないだろう。

 

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