杖、やっぱり使えない

3日前の日曜日も山に行った。

まだ雪はあるだろうと思って、杖をちゃんと持っていった。

もしかしたら稜線付近は残雪のラッセルになるかも知れないのでワカンも持っていこうと計画書には一旦は書いたが、先週の十二ヶ岳でも使わなかったのだから、今回もツボ足(ワカンなど雪に潜るのを和らげる装備を使わないで雪に深い足跡を残しながら歩くこと)で何とかなるだろうと急遽持っていくのを止めた。

ワカンを持って行かなくて正解だった。

尾根を歩いている限り、もうスニカーでも大丈夫な程に雪は消えていた。

雪は消えているのだから、もう 杖 の出る幕もない。

バスを降りてから帰りのバスに乗るまで、杖はザックにくくりつけられたままだった。

あー、今回は、杖の練習さえ出来なかった。

 

 

 

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