【山 域】北アルプス・涸沢 パノラマ径から
【日 付】2010年8月28日(日帰り)
【時 間】釜トン入口 0:15 釜トン出口 0:35 上高地BT 1:30 明神 2:15 徳沢 3:00
松高ルンゼ出合 4:15 慶応尾根 5:30 北尾根最低鞍部 7:00~7:20
涸沢 8:15~8:35 本谷橋 9:20 横尾 10:10~10:30 徳沢 11:15~11:25
明神 12:10 カッパ橋12:55
【メンバー】単独行
釜トン。思えば結構な回数を歩いている。昔の、河原のようなガタガタで水が流れているのを思うと、コンクリートで広く夜中でも街灯が明るい今は風情はないが歩きよい。しかし、今も昔も上流から冷たくかなりキツイ風が吹いているのは変わりない。
釜トンを抜けると風の音が止み一気に静かになるが、真っ暗で、真夏でも肌寒い。ヘッドランプは消して歩く。
大正池までくると霧が流れている。本当は、ここから正面山腹の暗闇にポツンと見える岳沢の小屋の明かりを見るのが好きなのだが残念ながら今日は見えない。
上高地BTで計画書を投函し、少し休んで行く。この時間だと小梨平のキャンプ場のテントはかなりの人が起きている。誰も騒いでは居ないがかなり酒臭いテントが幾つもある。
普段のシャトルバスで入山するときと同様、明神でトイレを借り、徳沢でもトイレを借りる。
徳沢もテントは幾つもあるが誰も起きては居ない。お昼の三時のおやつならぬ、夜中の三時の行動食をとる。
次の休憩は、奥又白谷の松高ルンゼの出合の水場である。ここで、空の500mlペットボトル2本に水を補給する。
北尾根鞍部直下のお花畑
北尾根鞍部から見る槍ヶ岳
北尾根鞍部から見る
北穂・涸沢岳・奥穂そして涸沢
涸沢小屋から見るザイテングラート
今年の春から始めて見た暗夜行路。なかなか面白い。
日常とは違う時間帯に行動するには、留意すべき(クリアーすべき)点もいくつかありそうだ。
これも経験として(技術として)習得していきたい。
【 バリエーションルートでもないのに 】
徳沢-涸沢間のパノラマ径。ルートとしてはバリエーションでも何でもない。でも夜の夜中に歩き出すという「バリエーション」なので載せておこう。
上高地側も新穂高側も歩きはじめて2~3時間は、車の通れる林道歩き。道に迷うことなく夜明けまでにかなりのところまで入っていける。このメリットは大きい。
だから深夜スタートする人の車がいつも停まっている。
勿論、逆の人の方が多い。沢渡であれ、新穂高であれ、こちらが出発する頃に車で到着し、夜明けまで眠る人の方が多い。
通常、私もこちらのパターンです。
釜トンを抜けると風の音が止み一気に静かになるが、真っ暗で、真夏でも肌寒い。ヘッドランプは消して歩く。
大正池までくると霧が流れている。本当は、ここから正面山腹の暗闇にポツンと見える岳沢の小屋の明かりを見るのが好きなのだが残念ながら今日は見えない。
上高地BTで計画書を投函し、少し休んで行く。この時間だと小梨平のキャンプ場のテントはかなりの人が起きている。誰も騒いでは居ないがかなり酒臭いテントが幾つもある。
普段のシャトルバスで入山するときと同様、明神でトイレを借り、徳沢でもトイレを借りる。
徳沢もテントは幾つもあるが誰も起きては居ない。お昼の三時のおやつならぬ、夜中の三時の行動食をとる。
次の休憩は、奥又白谷の松高ルンゼの出合の水場である。ここで、空の500mlペットボトル2本に水を補給する。
北尾根鞍部直下のお花畑
北尾根の最低鞍部に向かって登り始めるとようやく夜が明け始めた。見ると、奥又白池へ登る中畠新道の尾根のなんと急な事か。池から上の尾根の方が遙かになだらかだ。
結構バテながらなんとか慶応尾根に着いた。睡魔や冷気と言った抵抗に遭う暗夜行路は思いのほか疲れる。大体予定のピッチ出来たが、計画を中止して涸沢へ抜けて帰る事にする。
真夏といえどもこの冷気、レインウエアか何かで保温を考えないと結構体力を奪われる。
北尾根鞍部から見る槍ヶ岳
雲一つ無い早朝。
北尾根最低鞍部から見る槍や穂高の稜線の景色は見事なものである。
これを見るために、夜通し歩いてきた、と言ってもその価値十分ある。
北尾根鞍部から見る
北穂・涸沢岳・奥穂そして涸沢
これより北尾根、八峰への径はかなり藪が濃い。もう最近はほとんど人が歩いていないようだ。
この最低鞍部で本日始めて人と出会う。涸沢からの下山の人だ。が、このあと、何十人とすれ違う。それもそのはず、涸沢フェスティバルがあったのだ。
涸沢小屋から見るザイテングラート
涸沢への径も人が多く閉口ものだが、涸沢から横尾への下りの追い越しも厄介だ。でも、まあ、カラフルな山ガールの皆さんに目を楽しまさせてもらったのであいこにしよう。
混んだ本谷橋もノンストップで通過したが、橋を渡ったところで立ったまま休んで居られた方は、あれは、確か田部井さんでは?と気付いたときにはもうすでに通過していた。
横尾まで一気に下っては見たものの、それより上高地まではことのほか疲れていた。
今年の春から始めて見た暗夜行路。なかなか面白い。
日常とは違う時間帯に行動するには、留意すべき(クリアーすべき)点もいくつかありそうだ。
これも経験として(技術として)習得していきたい。
【 バリエーションルートでもないのに 】
徳沢-涸沢間のパノラマ径。ルートとしてはバリエーションでも何でもない。でも夜の夜中に歩き出すという「バリエーション」なので載せておこう。
上高地側も新穂高側も歩きはじめて2~3時間は、車の通れる林道歩き。道に迷うことなく夜明けまでにかなりのところまで入っていける。このメリットは大きい。
だから深夜スタートする人の車がいつも停まっている。
勿論、逆の人の方が多い。沢渡であれ、新穂高であれ、こちらが出発する頃に車で到着し、夜明けまで眠る人の方が多い。
通常、私もこちらのパターンです。