【山 域】北八ヶ岳・稲子岳南壁左カンテ
【日 付】2010年11月7日(日帰り)
【時 間】稲子温泉上部駐車場 6:20 緑池 7:40 稲子岳・南壁基部 9:20
左カンテ登攀開始 10:20 登攀終了 12:20~13:10
緑池 14:00~14:20 稲子温泉上部駐車場 15:35
【メンバー】Nさん, Oさん, オバカン
首都圏近郊にはマルチピッチの岩登りを楽しめるところが結構沢山あることをネットを見ていて知った。
しかも、私にも手出しできる比較的簡単な壁で地元の方々によってビレーピンがよく整備されている。
数あるマルチピッチルートの中で最初に選んだのがここ北八ヶ岳・稲子岳南壁左カンテルート。
前夜、松原湖近くの高原美術館でNさん、Oさんと合流し、車中泊した。
南壁基部で登攀準備
緑池から見る稲子岳南壁
1P終了点頭上のボルトラダー垂壁
登攀ルートはその左の凹角
1P終了点から見る佐久方面
1P目を登るNさん
その下、地元の方々がルート整備に来られた
1ピッチ目は、カンテルートと言いながらもその左凹角を50m一杯ロープを延ばして尾根上に出た。
ここは陽当たりが良くポカポカ気分だが、実際は、風が通り抜け寒い寒い。
この先右手のフェースを登らせてもらうと面白そうなボルトラダーの垂壁だが、どのボルトもかなり年月が経っている感じがする。
2ピッチ目は、浮き石っぽい尾根上から再び凹角に入り、傾斜のきつい3m程をこなすとザレ状に出た。
3ピッチ目は、上部壁のチムニー状の出口にA0用の赤いスリングが見えるが、あんな所本当に行けるの?と思ってしまう。
日陰で寒い階段状から上部の壁に取り付き、垂直のチムニー状に取り付くが赤いスリングに頼ることなく抜けられる、と広いテラスに出た。
ここから歩いて山頂まで行けるが、左手に10m程の岩があるので、折角なのでもったいないからとこれも登っていく。
ザレを登って樹林帯に入り、風を避けて登攀具を片付けゆっくり昼食とした。
帰路2130m付近から見る稲子岳南壁
帰路は、中山峠に向けて踏み跡がはっきりと続いていたのでこれを下って、稲子湯に直行した。
GPSトレースルート図(地図をクリックで拡大)
前夜、松原湖近くの高原美術館でNさん、Oさんと合流し、車中泊した。
南壁基部で登攀準備
緑池から見る稲子岳南壁
翌朝、稲子温泉上部駐車場まで車で移動し、そこから緑池へ向けて歩き始める。
さすがのこの時期、歩き始めても身体は冷えたままだ。
緑池にはうっすら氷が張っていて正面には目指す稲子岳南壁が大きく見える。
この先、登山径から離れて南壁に向かうが、その地点が分からず右往左往し出したので、Nさんがプリントとしてきてくれていた地図とOさんのGPSで場所を特定し、この辺りだろう言うところから径を離れて南壁に向かうとすぐにペナントに導かれるようになった。
さすが、GPS!!一発だった。
径は無いとは言えブッシュもないので普通に歩いていける。
傾斜がきつくなりだすと南壁の基部も近い。
左カンテルートの取り付きを確認してから少し北側に戻り、日当たりのいい場所で登攀準備をする。
フラットソールに履き替えて立ち上がると、左足親指が悲鳴をあげたくなるほど痛い。爪を痛めていてフラットソール靴は履けそうにないので元のアプローチシューズに履き替えた。
右足はフラットソール左足はアプローチシューズと、おっさん丸出しのスタイルだ。
にもかかわらず、ここは私が行きたかったルートと言う事で私がリード役を仰せつかる。
1P終了点頭上のボルトラダー垂壁
登攀ルートはその左の凹角
1P終了点から見る佐久方面
1P目を登るNさん
その下、地元の方々がルート整備に来られた
ここは陽当たりが良くポカポカ気分だが、実際は、風が通り抜け寒い寒い。
この先右手のフェースを登らせてもらうと面白そうなボルトラダーの垂壁だが、どのボルトもかなり年月が経っている感じがする。
2ピッチ目は、浮き石っぽい尾根上から再び凹角に入り、傾斜のきつい3m程をこなすとザレ状に出た。
3ピッチ目は、上部壁のチムニー状の出口にA0用の赤いスリングが見えるが、あんな所本当に行けるの?と思ってしまう。
日陰で寒い階段状から上部の壁に取り付き、垂直のチムニー状に取り付くが赤いスリングに頼ることなく抜けられる、と広いテラスに出た。
ここから歩いて山頂まで行けるが、左手に10m程の岩があるので、折角なのでもったいないからとこれも登っていく。
ザレを登って樹林帯に入り、風を避けて登攀具を片付けゆっくり昼食とした。
帰路2130m付近から見る稲子岳南壁
GPSトレースルート図(地図をクリックで拡大)