ここ2~3年、時々「登山ブーム」という言葉を見たり聞いたりする。
50年登っているけど余りその実感はない。
たしかに 山ガール (山ジョ でなくってよかったとは思っている)なる子達が増えた気はする。単に目に付くだけなのだろうか?そんなスタイルで山登って大丈夫?と不安になってしまうようなスタイルだ。女性ならまだしもニイちゃんやオッサンまでもが同じようなスタイルには気持ち悪くなるが・・・
山の店も減ったのでは?と感じている。ただし、TNFやマムート、パタゴニヤなどメーカー直販店が目に付くようになったのはたしか。ただ、メーカー直販店は、山屋さんへの売りより街中で着るファッション衣料として販売しているように感じる。TNFに入ってみることはあるが、山をやっている店員さん、と感じることはまずない。
北アルプスなどに入ってみても50年前と較べて減っているとは感じるが決して増えているとは感じない。
もっとも、クライミングの世界でいえば、昔は穂高や谷川へ行っている人が、今は小川山や冬の伊豆城山などフリークライムのエリアに人が集まっている。なので穂高や谷川を見て減っているとは言い切れないかも知れない。
また、日本人らしく 一極集中 の山はある。
夏の富士山。写真で見ると渋谷の駅前より混雑している。
紅葉期の涸沢。気持ち悪い程ウジョウジョ人が歩いている。
これらを見ると今は登山人口が増えているかも、と感じる。
登山人口の増減、メリットもデメリットもある。いずれにしろ私にはあまり関心がない。
けれどフト思った。
数年前、大学のクラブの現役さんが1人、2人、とかで 廃部とか休部 の危機、と聞いた。
同じ大学の山岳部もそうだった。が、山岳部は去年おと年あたりに部員が増えた、とOBの方が安心して居られた。我がクラブの学生さんも増えたという案内が来た。
そんな話しを先日Tさんにした。そう言われれば、Tさんの関係する大学の山岳部も部員が増えた、と言って居られた。
これはきっと 登山ブーム の影響か?
だったら嬉しいね。
現役さんの活動に何かが出来るという訳ではないが、出来る範囲のことは協力したい。