今年の夏から富士山で入山料を徴収という記事が出ていた。これは静岡県と山梨県のお話し。
同様に、長野県も北アや八が岳で検討していると出ていた。
まず富士山。
観光で5合目まで車で来る人からも徴収するのだろうか?それともこれより先に進む人だけが対象なのだろうか?要は、なに故の徴収か分からないのでこう言う疑問が湧く。徴収するのは結構だが、徴収した金を何に使うのか、要は何が目的か気になるところだ。
それに比べると、長野県の意図ははっきりしている。
山岳遭難等でヘリの出動があるが80%は県外の人の救助に県の予算が多額に使われている事に何とか対応したいと言う点と、山小屋のトイレ対策の費用を何とかしたいと言う目的からだ。
こちらは目的がはっきりしている。
目的がはっきりしているし、主旨には賛同できるので実現してもらいたい。
ただそれに伴って妙な規制が掛かるのは止めて欲しい。例えば、徴収する人を置けないから、夜入山するのを禁止する、とかの類は絶対止めて頂きたい。
そんなことはせずに納税の自販機でも設置しておいて欲しいし、事前にネットで納税できるようにしておいて欲しい。
そうは言ってもこちらも難しいだろうな。感覚的印象だが、上高地観光は徴収の対象で良いと思うが、黒四の観光での徴収には何か抵抗がある。
黒四は大峡谷の観光と言うより人造物のダムの見学だろうから「自然」を見に来たとは思えない。人造物だから作った関電が新たに徴収することなくトイレの管理を責任もってやっていればそれ以上必要ないと感じる。
ではその先に進む登山者からのみ徴収と言うことになるがどうやって観光客と区別できるのだろう?やっぱり実施には無理があるって事かしら?
富士も北アも、徴収は良いとして、副作用というか反作用が大きく出てくるようでいやな予感がする。
例えば、ヘリの救助費が含まれているとなったら、疲れて歩けないのでヘリで迎えに来て、とかと言うような馬鹿な要請が増えるんだろうな。