漢字は ツライ part3

街中を歩いていて、あるいは、山の中を歩いていて、この木は何?と思ったときに調べる樹木図鑑がある。それら樹木図鑑に出てくる樹木名は カタカナ 表記になっている。漢字名も併記してある図鑑が多いが、本によっては漢字名が一切ない図鑑もある。

樹木図鑑では 漢字 は付属的な存在らしい。これはありがたい。

ウメ とか モモ は書かれているが 梅 とか 桃 は付け足しデータになっている。

余談になるが サクラ と言う 木 は図鑑には出てこない。

ソメイヨシノ とか ヤマザクラ というようにどの図鑑も分かれている。

まあそれはともかく、樹木名が カタカナ 表記はありがたい。

図鑑を調べて、この木だ、とヒットすれば 何という名の木かわかる。

図鑑だからそれは当たり前?とんでもない。もしこれが カタカナ 表記ではなく 漢字 表記だったら・・・例えば、

モミ にそっくりの葉だけれど触ると注射針のように痛い、枝は固い草のような緑色で、樹皮は灰白ぽくって細い縦すじがある。

これを図鑑を調べたら見つかった 榧 だ。ピンポーン!!

で、何という木? 榧 ?読めねェ!!

 

樹木の図鑑がカタカナ表記でよかった~~~ぁ。

これで一つ覚えた。さあまた次の別の木を調べてみようって。勉強する気になるよね。

榧 なんて発音の仕方のわからない記号(漢字字体)なんか覚えなくって良いもんね。

ちなみに中国人はこういう時、記号だけ覚えて何と発音するのかは無視するのかしら?

 

 

ああ残念、日馬富士

日馬富士が自ら引退する。

残念だ。

偉大な横綱・白鵬と土俵を盛り上げてきたし、白鵬が今一つの時は自らが土俵を守ってきた横綱・日馬富士だっただけに残念だ。

ニュース等を見る限り、貴ノ岩のこざかしい発言と先輩を無視するスマホの態度と全て貴ノ岩が悪い。

そういう悪、貴ノ岩を本来指導して育てる役が親方・貴乃花だろう。

日馬富士ではなく、貴乃花と貴ノ岩が角界を去っていくべきだった。

日馬富士の引退。残念だ。

 

 

高校生の登山

今年(2017年)3月27日に栃木県の那須スキー場近くで高校生がクラブ活動中に雪崩に巻き込まれて8人が死亡した。

この事故の原因究明も必要だが、それができたからと言って今後の「高校生の部活としての登山」について何らかの方向性が出せるのだろうか?

今日(2017年11月24日)の新聞に、富山県立山町にある国立登山研修所が10年ぶりに高校の部活顧問向けの研修を再開した、とでていた。

その研修に、顧問になって2年、それまで山の経験なし、という先生が参加していた、という記事が書かれていた。山の部活の顧問と言っても、山に関しては100パーセント 素人 なんだ。

そうかと思えば、高校部員を海外の山にまで連れていく経験豊かな顧問先生がいるのも知っている。安全登山に関して私なんかよりもはるかに造詣が深い人だ。

こんな(言葉悪いが)月とスッポンのような差のある部活に対して、スポーツ庁が一律に高校生の冬山登山の原則中止を求める通達、なんてこれまた100パーど素人の通達だ。

顧問になって初めて山を登り始めたという部が冬山に行くわけないだろう。

ヒマラヤ遠征を試みる部員は日本での冬山経験は必須だろう。

雪山に行ってはいけない部 と 雪山の経験も十分でなければならな部 と一緒に論じては話にならない。どちらに対しても危険すぎる。中庸なんては存在しない。

山、視点を変えれば意外と簡単なのだ。

これから行こうとしているその山行計画は、そのメンバーの技術・体力・経験・装備等々を鑑みて無事に登って帰ってこられるか?のチェックがなされればよいだけの話なんだ。

そのチェックを機能させることができないのなら、その部の活動は登山はおろかハイキングも止めてピクニックレベル(学校の遠足レベル)で終わらせるべきだ。

逆に、チェックが働くのなら次回の山行計画はもっと難易度を上げていけばよい。

 

 

 

 

漢字 はツライ part2

先日、インドネシアと関係する仕事をする人と会った。

そこで言葉(言語?)の話題になった。

昔、英語や第二外国語を習った時には、名詞に単数や複数があるとか、男性名詞や女性名詞があるとかややこしい言語だと思ったという話題になった。

確かに日本語には単数・複数で変化することはないが日本語はモノを数える場合には「単位」がいる。

それもモノによって「単位名」が変わる。

しかも鉛筆の場合、1本=イッポン、2本=ニホン、3本=サンボン と単位の発音が変わる。これは外国の人からすると単数・複数や男性・女性の変化では済まない厄介さだろう、と。

いやインドネシアは日常の言葉ももっとすっきりしているとか。

服を着る。

帽子を着る。

ズボンを着る。

手袋を着る。

だそうだ。

言われてみれば英語でも wear 一つで済むだろう。

ところが日本語では、着る、かぶる、履く、填める、と言葉(動詞)が変わる。

しかもそれぞれ 漢字 が用意されている。

一体日本語にはどれほどの労力が必要なんだろう。

いろいろ微妙な言い回しの違いがある美しい日本語と言われるけれどちょっと考え物だ。

にもかかわらず、この混沌に拍車をかけるかのように今本屋に行くと 大和言葉 の本がたくさん売られている。

いい迷惑だ、と思いつつ面白いからと買っている私がそこにいたりする。

 

ところで、タイトルの「漢字」ではなく「単位」のほうで思うのが、

単位を付けることによって、その 「物」 上の例では 鉛筆 を省略することが日本語には結構多いと思う。「鉛筆2本貸して」を単に「2本貸して」と。

物 の名前の方を言わなくなってしまう。

ピッチャーが3つの目のボールを投げました、と言われるとはなはだ奇異だ。

ピッチャーが第3球を投げました、と、ボールという 物 の名前を言ってはいけないのだ。

 

 

漢字 はツライ part1

よく家から10キロ程を歩き廻る。

途中にモミの木が植わっていても良さそうなものだが 無い。

どこかにないものかと「横浜 モミ」で検索したら「寺家ふるさと村」が引っかかってきた。

「寺家ふるさと村」? 知らない。

横浜市と東京の町田市の境ぐらいになるらしい。

そこにある モミ は横浜市指定の 大木・古木 ということなので存在するのは間違いないようだけれど、 大木 と言われると、 きっとそれは下から見上げて モミ だか他の木だかわからないだろうと思いつつ取り敢えず行ってみることにした。

カーナビに「寺家ふるさと村」をセットする。

まず、簡単入力の 電話番号 で目的地を指定しようとしたが、その電話番号はカーナビに登録されていなかった。仕方がないので 名称 で登録しようとしたがカーナビの入力には かな漢変換 が付いていない。

ン?「寺家」? 何と読むの?

テラヤ? テライエ? ジカ? わからん!! 地名の呼び方など分かろうはずがない。

結局、車の中でスマホで「寺家ふるさと村」のホームページのあちこちを探しまくって「ジケふるさと村」と呼ぶらしいことがやっと分かってカーナビをセットできた。

ん~ン、手間だ。漢字はこれだから キライ だ。

漢字のせいですぐに発車できない。

 

この一年ぐらい、新聞で、日本の労働生産性が悪いとよく見るようになった。

その生産性悪化の原因の一つが 漢字社会 と以前から思っていた。

漢字から解放されたら小中学生は助かるだろうな~

 

ちなみに、「寺家ふるさと村」にある 熊野神社 に 3本の モミの木の 大木・古木 があった(それ以外があったかは分からない)。

想定通りただ見上げるだけでその木がモミかどうかわからない。

モミ の木を求めて「寺家ふるさと村」熊野神社へいく価値は残念ながらありません。

けれど「寺家ふるさと村」はかなり広い 里山 なので静かにゆっくり散策するには気持ちがいいところだった。

 

 

 

10%オフ・セール、でもなぁ~

12月に近づくと山の店は冬山セールをやってくれる。

で、10% オフとかになる。

元々山用品は高いので定価では買わないようにしている。

こう言うセールの時にのみ買うように心掛けているし、事前に商品チェックも行ってセールになるのを待っている。

で、10%オフのセールが始まった。

でもな~、例えば、1000円のモノを買ったとすると、

10%オフで、900円になる。

100円助かった。缶ジュースでも買えるかという状況になる。

が、消費税 8% がかかるので 900 x 1.08 = 972円 となり、元の価格 1000円とほぼ同じだけ支払わねばならない。

残念ながら、少しも 安くなったと言う印象が持てない。

結局ここで財布のひもが固く結ばれてしまう。

別の商品の買い控えをしてしまう。

安倍の言うように デフレ脱却 とはいかない。

消費税を 10% に上げるのではなく、むしろ、消費税を 5% とかに下げたら、各自、各家庭の購買力は上向くに違いない。