有罪判決のガイド、控訴へ

直前のブログ(4月21日 山岳ガイド、過失致死で有罪判決)の山岳ガイド 福岡県大牟田市の田上和弘(57歳)が、控訴したという記事を見た。

お客を4人も死に至らしめていながら執行猶予付きとあり得ない軽い判決を、「自分の性で4人も亡くならせ申し訳ありませんでした」、と言うべきところを「俺は悪くない」だと???

どれほど自分が無責任で無能な人間だったかまだ分かっていないらしい。

こうなると、単に一人のガイドの問題で終わることも出来ない山岳ガイド協会の話になる。

突発事故でもない、充分に事故回避の出来る登山で事故を避けようとする判断がまるで出来ていない登山リーダーとしての資格がまず無い。

ヤバイとなったあと、危険から身を守る技量もまるでない、能なし登山者。

山の中にあって、これほど無責任で無能力な人間を「山岳ガイド」と名乗らせる山岳ガイド協会の認定制にも大いに疑問がわく。

 

この事件のあと数ヶ月後に唐松岳でお客を助けるために最後まで頑張り通し、自らは低体温症でこの世を去ったガイドが居た。こういったガイドまで地におとしめる恥ずべき行為だ。

 

山岳ガイド、過失致死で有罪判決

およそ10年前の 2006年10月7日 に、黒部の祖母谷温泉から白馬岳を目指し、途中の清水岳(ショウズ岳)前後で4人のお客を風雪で疲労凍死させた福岡県大牟田市の山岳ガイドが過失致死で有罪判決を受けた。

このガイドの 山や としての知識・技術の未熟さは確か以前書いたと思うからもう書かない。

で、今日の新聞を見たら「弁護士は『原因は、突然の暴風雪で天候の急変を予測できなかった』として無罪を主張していた」、と出ていた。

ウソをつくな。当日、祖母谷温泉のオヤジは雨で出発を見合わせるように言っていた。

森林限界を超えた清水岳周辺ではどちらからどの程度の風が吹くかは地形をイメージするだけで容易に想像できる。何が「突然の暴風雪」だ???勝手に机上で山上の天候を作るな!事実で勝負しろ、と言いたくなる。

 

どうもこういう記事を見ると、弁護士とは、事実に基づいて裁判を争うのではなく、口先で『事実』とやらを捏造し、『裁判に勝つこと』が目的なんだと見える。

ちょうど一年程前の STAP細胞 という『科学』の捏造した小保方を、口先で『事実』を捏造しようとした弁護士と同じだ。

いずれも、事実を元に争うのではなく、事実というものを捏造しようとしている。

別に弁護士だけではない。

警察や検察も2~3ヶ月に一度ぐらいの割で『冤罪』事件が表沙汰になる。

 

これじゃあ法曹界も法も失墜しちゃうよ。

 

83歳でエベレスト挑戦???

ネパール人のミン・バハドゥール・シェルチャンさんが、来月5月に83歳でエベレストに挑戦するという記事が出ていた。

2年前(2013年)に80歳で三浦雄一郎さんがエベレスト登頂の最高齢の記録を作るまではこのミン・バハドゥール・シェルチャンさんの76歳というのが最高齢記録だったそうだから今回の挑戦も登頂できる可能性は十分あると言うことらしい。

83歳!?

恐ろしいことだ。

先日、私は、富士山でさえ登れなかった。

7合目、そこは歩き始めて標高で2000m登ったところ。そこまでで9時間かかった。

この調子では日帰り登頂は無理と諦めて降りてきた。

まだ60歳代半ばという「若さ」だのに、もう歳だ、無理だ、と諦めた。

そんな自分が恥ずかしい。

 

83歳でのエベレスト、どうか頑張って下さい。

そして後進に力を下さい。

 

 

骨折は治っても筋肉は固まったまま

今まで何回も 骨折 をした。

今年も正月早々に雪の上高地散策から戻ってきて釜トンネルの中で転倒して左手首をやってしまった。

いまだに週2回は通院している。

1月末までに副木とかははずれて骨は治っているが、その間、手首が動かないようにしていたので左手首の周りの筋肉が固まってしまって、あんまり動かないし、無理に動かすと痛い。

手首を動かし始めて2ヶ月半になるがまだスッキリとは行かない。

骨は1ヶ月で元のように固まるが、その間動かさなかった筋肉は余程しっかりリハビリをしないと元に戻らないらしい。

骨折したら、骨ではなく、筋肉のリハビリ、これが大変だ。

 

 

100均の一押し商品 その1

100均、ダイソーやセリアに時々行って、ブラブラ見ている。

どちらかというと店舗の綺麗な セリア の方が好きだ。

そんな100均で、これは良いと思うものが結構ある。

私のお気に入り100均商品を紹介してみる。

IMAG0110_sハードカバー(堅紙のカバー)のついたメモ帳。

左の緑色のは東急ハンズで何百円か出して買ったもの。

勿論、高い緑色の方が紙質は良い。けれど、チョコチョコっとメモ書きするには1枚当たりの単価が上等すぎてメモ書きにはもったいなくて使えず、結局本棚の肥やしになっている。

右の真っ黒のハードカバーのメモ帳が ダイソー で買ったもの。

こちらは安いので気軽に何でも書き込める。

いつも持ち歩いているポシェットに入れて使っている。

 

地図読みとGPS

ヤマレコ という山歩きの人々の記録投稿共有サイトがある。

ここではどうも GPS を使うのがタブー視されているように感じる。

積極的に使っていると書いたら 地図の読めない登山未熟者 扱いされるような雰囲気で殆どの人が「補助的に」というような断りを入れている。

警察の登山指導でさえ、GPS は持っていくようにと指導しているのに・・・何故だろう?

私の記録では当然積極的に使っていると書いている。

ン?今どこ?、と思ったら、いちいち読図するより、GPSをパッパッパと操作してピンポイントで現在地を確認した方がよっぽど速い。

その上で、GPSの指し示す位置がおかしいと思ったら、地図を見て地形を読んで現在地を割り出せばよい。GPSの指し示す現在位置が自分が想定している範囲内あれば、さっさとそれを信じて次の行動を取る方がよい。

本当の山屋ならいつどんな状況で地図を出されても現在地を「この辺」と指させる。そしてそれは実際の位置と2~300mと離れていない。それぐらい、山屋は現在地を押さえて行動している。

そういう地図読みと地形読みが出来ている山屋にこそ GPS は有効な道具だと思う。

 

ヤマレコ ユーザは地図読みが出来ないか、地形読みが出来ないか、GPS を持っていないか、スマホGPSの使い方が分からないか、のいずれかということなのであろう。

さらに驚くのは、地図読みに必要ななのは

25000地形図、磁石、高度計

と言う。高桑氏もこれを三種の神器だと言っていた。

高度計???これもいわゆる電子精密機器でしょ?違うのかな?

電子精密機器を肯定していながら GPS は否定する。時代に付いていけない古くささを感じる。

山では、新しい良いものは高価でも頑張って買って使うべきだ。

それが安全に繋がっていく。

 

 

ミレーの新しいザック

ミレーの(多分新しいのだと思う)ザック プロライター 38+10 を見てきた。

Millet PROLIGHTER 38+10

見れば見る程惚れ惚れする鮮やかな色のザックだった。 欲しい~~ぃ!!

milletProLighter38

容量も 38+10 L と素晴らしいサイズなのに自重は 1,290g と軽い。 欲しい~~ぃ!!

でも40Lは昨年買い換えたばっかりなのでさすがにもう買えない。

 

このモデル、底面積は非常に小さいのに38Lなのでスラーッと高い。

到底ザイルなど入らない。なので最初からザイルは天蓋の下でザックの外で固定するように設計されている。そのザイルの分も含めると50L級のザックと言うことだ。

日本では岩場までにほぼ確実に藪の中を通るので外に出したザイルにはカバーが必須だが、今後はこのスタイルで定着するらしい。

う~~ん、いいな、欲しいな。