これだからプライベートブランド商品は困る

近くまた山へ行くので昼食(正確にはチョコチョコとつまみ食いのように食べる 行動食)としてお気に入りの 黒カリントー をイトーヨーカドーへ買いに行った。

無かった。

他の 黒カリントー になっていた。

がっかり。他のを探さざるを得ない。

これだから プライベートブランド商品 はキライだ。

店側にとって、商品は販売の商材でしかない。

メーカーにとって、各商品はこれで間違いない売れる、と研究を重ねて作った作品、愛着がある。

なのでちょっとやそっとで商品を変更するなんて事はしない。

だから客のこちらとしても、いつ行っても同じ商品が手にはいるという安心感がある。

プライベートブランド商品は違う。単なる商材なのでお店にとってその 商品 への愛着なんて微塵もない。だから同様の商品で利潤が多ければさっさと他の商品に変えてしまう。

お客が愛着を持っていてリピートで購入していてもだ。

腹が立つ程、お客無視の姿勢だ。イトーヨーカ堂は。

 

昔、100均(ダイソー)がそうだった。

ロットで発注した商品を販売する。

買って帰って使ってみて、具合良いので同じ物をとその100均へ行ってももう商品はない。

お店に聞いても、入荷時期は分からない、それどころか入荷するかどうかも分からない。

これではリピート客は作れない。

イトーヨーカ堂も全く同じ姿勢だ。

川下が川上を札束でひっぱたくビジネスモデルはこうなる。

 

同じ、100均でも セリア は、日本のメーカーが卸している商品が多い。

なので、半年後や1年後に行っても同じ物を入手出来る可能性が強い。

 

イトーヨーカドーのプライベートブランド商品では今までに何度も痛い目に遭っている。

単発以外ではもうイトーヨーカドーのプライベートブランド商品には手を出さない。

さようなら。

 

 

「ブラタモリの呪い」 それは番組制作側が起こす人災だ

同番組のロケ地はこれまでも放送後に天災や人災が起こり、“ブラタモリの呪い”なんて声まで飛び交っている。

タモリと番組にしてみればとんだトバッチリだろうと日刊ゲンダイDIGITALは報じている。

 

と、出ていた。実際何が起こっているのか知らない。

けれども、番組の制作側が起こす人災では?と、私には思う節がある。

以前、TVのチャンネルを変えていたら 山 が写っていて タモリ が居た。

場所は富士山頂というかお釜巡りのどこかだと思われる。

そこで番組制作側(まさか 山岳ガイド とは思いたくないが)がお釜に向かって石を投げて何か説明していた。

驚くと同時に腹が立った。

尾根の上から見て谷底、そこが厳しければ厳しい程人が居てる可能性がある。

そう、人はその厳しさにあこがれて沢登りとかをする。

尾根筋から谷に向かって投石など言語道断、絶対にやってはいけない危険行為だ。

なので、山岳ガイドが投石しているとはちょっと考えにくい。

投石して何を説明しようとしていたのか知らないが、事故、というより事件を誘発させようとする番組だとそのとき感じた。

その番組が多分、ブラタモリ だろう。

「ブラタモリの呪い」ではない、 ブラタモリ が事件・事故を誘発させるのだ。

 

最後に本音を書き加えておこう、「NHKに安全登山を語る資格はない!」

 

 

医者と看護士の説明

2年前の冬、上高地へ行った帰りだっただろうか釜トンの中で氷に乗って転倒し顔面を打った。傷は治ったが、その傷の中に異物が入ったようになっていてどうも気になる。

で、大手病院の形成外科で手術して異物を取ってもらった。

一応手術なので化膿止めの点滴を打ってもらいながら部分麻酔を掛けてと結構大事。

術後、執刀の先生が痛み止めの薬の説明をしてくれた。

「今は麻酔が効いているので痛くないですが、麻酔の効きが終わると痛くなるので痛み止めのトンプク薬を飲んで下さい。まあ、我慢出来るようなら飲まなくても良いですけど」と。

その後、手術室から外来の形成外科へ戻って、看護士さんから2つ出ている薬の説明を受ける。

「麻酔が取れると傷むかも知れませんので、痛み止めの薬を飲んで下さい」と。

で、私が、執刀医から聞いた言葉で聞き返した「我慢できるようなら飲まなくても良いのですよね?!」と。

看護士さん曰く「我慢せずに飲んで下さい」

( ̄□ ̄;)

 

 

スーパーカンジキ

雪山で靴に履く道具の種類は多い。

まあ、考えてみれば当然かも知れない。

一晩で何十センチも積もる極寒のパフパフ雪から、ハンマーで叩いても白い筋がかろうじて着く程のカチンコチンの氷までこなさなければならないのだから道具もいろんな物があるのも当然だ。

12月から2月ぐらいの降雪期=新雪期には、最近は、スノーシューが人気だ。

馬鹿でっかいカンジキという道具で、従来のカンジキに比べたら浮力は遙かにある。

でも、パフパフの新雪で太股以上のラッセルになったらどんな道具でも登れたものではない。

このスノーシューは、デッカイので担いだら嵩張るし重い。

装着すれば靴の爪先の2~30cm先が先端になるので、傾斜が40度にもなるともう直登は無理になる。そんな斜面を斜上すると山側は腰まで埋まってのラッセルになる。そんなに埋まりながらその大きな道具を片足で引っ張り上げて前進していくのだからものすごい体力がいる。

私が登る傾斜の強い山ではスノーシューは余り適していない。

山スキーから考えるとスノーシューの威力は今ひとつだ。

なので傾斜が余りない雪山散策ならスノーシューは楽しい。

 

この時期、3月下旬。

それまで降り積もった雪も自重で沈み固まる。

仮に新雪が降って積もっても、その下の固まった雪はボソッと踏み抜かずに登れることがある。

けれども靴だけとかアイゼンを着けて登ったのでは浮力は全くないのでズボズボの踏み抜きのオンパレードになる。

そこで今までは木製の 芦峅わかん (立山かんじき)を使っていたが、スノーシューと比較するとまるで浮力はない。しかも古いので傷んできた。針金で修理出来るが、もう少し浮力のありそうな スーパーカンジキ をネットでポチッとした。正直、高いと思う。

このスーパーカンジキの試し履きに行ってきた。

スノーシューに比べたらはるかに小さいし、ものすごく軽い。

ただし、浮力は全く追いつかない。

 

 

履いてみた。

私の足は25.5cm。雪山用の靴なので大きいが、これで長さがきちきち一杯とは本格的雪山を前提にした道具ではないのかも知れない。

装着すると、忍者見たい。

水蜘蛛の術ならぬ雪蜘蛛の術でイザまいらん。

で、試し履きの印象。

(雪質次第でまるで違うだろうことをお断りしておきます)

1.60度(もないかも)近くの急斜面のトラバース

ドッペルギャンガー2WAYエクストラ スノーシューよりグリップ力は落ちるか?いや、同じぐらいか?と言う程度。

MSRスノーシューよりは遙かにグリップ力はあります。

2.急傾斜の急登

例えば、45度ぐらいの急傾斜、スノーシューでは全く歯が立たないが、このスーパーカンジキは楽勝で直登出来る。直登出来るのでラッセルも2~30cm浅くて済む。

3.取り回し

スノーシューに比べて遙かに小さくて軽いので歩行時の取り回しが格段に楽。

スノーシューのように雪が乗り重くなることもない。

4.浮力

スノーシューに比べたらやっぱり浮力は全然無いでしょう。

しかし、芦峅わかん に比べたら安定していると感じる。

5.雪団子

さすがにスノーシューには雪団子は付かないが、アイゼン、チェーンアイゼン、登山靴、芦峅わかん いずれを履いていても雪団子は付く。登りにくいし、重い。

このスーパーカンジキには、雪団子は付かない!!!

これは素晴らしい。

なのでいつでも足は軽い軽い。

 

以上が、試し履きの印象。

今から5月連休時期までのベストチョイス道具だと感じた。

素晴らしい。

ただ、高い。

そして、本文にも書いたが、靴の長さ制限には充分に気を付けて。

 

気持ちの良い、試し履きの一日でした。

道具が良いと、実に気持ちの良い山行でした。

スーパーカンジキ、ありがとう。