もう春かな?

今日、2月28日 火曜日。

一年で一番寒いと感じる月、その2月の最終日。

昨夜はぐっと冷えたと見えて、丹沢では標高1000m以上は霧氷で真っ白になった。

頭上は青空。

遠くまで景色が見えるのが普通なのに、今日は丹沢山塊から富士山は見えなかった。

春霞のような。

この一週間ぐらい、横浜市内からも富士山は余り見えていない。

やっぱり春霞のような感じで・・・

 

まだ空気は冷たいと思うが、もう 春なのか?

 

そう言えば、日没も、6時前ぐらいまで明るい。

年末年始に比べればずいぶん日は長くなった。

 

雪山。

この冬は行けていない。

頑張って行かねば、この冬の雪の山は終わってしまう。

 

 

山の昼食、行動食 黒糖カリントウ

日帰り登山の昼食というか、行動食、当然、夏と冬とでは変わってくる。

夏は、もっぱら よもぎ大福 を食べる。

水分多く含んでいるので少々重いが、その分食べやすい。

冬には、お餅は無理。冷たく凍り付いたような感じで口にするのがイヤになる。

その代わり、冬は夏のように口の中がからっからに乾くこともないので乾燥した物でも充分食べられる。

この1ヶ月ぐらいのパターンは、イトーヨーカドーのセブンプレミアム品で、

レーズンバターロール マーガリン入り 1袋に4個  消費税込み ¥100._ と

黒糖カリントウ 1袋135g 消費税別 ¥100._

この2つで ¥200._ と安上がり。

しかも ものすごい カロリー になる。

重さの 50% は 炭水化物 なので歩く力も衰えない。

更に、気が付かなかった良いことが他にもある。

冬山の飲み物は、テルモス(魔法瓶)に熱いココアを入れていくのが習わしだった。

ココアを作る。そう面倒くさいこともないが、数えながら匙で何回もココアの粉を入れる。意外と手間だった。また帰宅後、テルモス(魔法瓶)がココア臭いのも少々イヤだった。

それが黒糖カリントウだと、ココアのような甘い飲み物は要らない。お茶で充分だ。

これ、作るのは全く簡単だし、帰宅後、テルモス(魔法瓶)の臭いなんて無い。

楽でありがたい、隠れた効果だった。

セブンプレミアムの 黒糖カリントウ お奨めです。

スーパーのイトーヨーカ堂で売ってます。 ¥100._ + 消費税

同じ物、コンビニのセブンイレブンでも売ってます。  ¥150._ + 消費税

 

同じ物が コンビニでは 50% 高いです~~ぅ

 

追記、

そうそう、他のスーパーでも 100円の黒糖カリントウ、売ってます。

でも、私の知る限り、全部ダメです。

理由は、セブンプレミアムの 黒糖カリントウの入った袋には チャック が付いてます。

他スーパーのはどれも付いてません。

一回で食べきれるわけ無いので、チャックが付いていないとザックの中でカリントウがこぼれて防寒具や登攀具にくっついてひどい目に遭うこと請け合いです。

なので、セブンプレミアムの 黒糖カリントウ しか山用には買えません。

 

追記 その2 2017.02.07

追記と言うより お詫び に近いですね。

セブンプレミアムには、黒糖カリントウ と 黒カリントウ の2種類があることに気が付きました。

黒糖カリントウ ~ 1袋 150円 + 税

黒カリントウ ~ 1袋 100円 + 税

で、私が買っていたのは 黒カリントウ でコンビニの黒カリントウと同じ物でした。

価格もイトーヨーカドーとセブンイレブンでは同じでした。

 

 

(株)東ハト はエライ

山の食べ物(食料)は難しい。

特に最近は。

山では、高カロリーとか高タンパクとか、塩分や糖分が多い目とかの食料がありがたい。

ところが最近のダイエット志向で売られている食べ物は、わざわざ低カロリーとか塩分控えめとかの食べ物ばかりだ。だから山用食料としてはなかなかいいものがない。

しかも山用食料は、嵩張らず、軽いものでなければならない。

そして昼食はと言うと、火を使わずにそのまま食べられるものである必要があるし、乾パンやカロリーメイトのように完全に乾燥した食品は、歩行で渇いた喉に全く通らない、と、ますます適用出来る食べ物は少ない。

そう言う中にあって 東ハトのオールレーズン は、多くの条件をクリアーしている実に優れた食料だった。

ところが、その 東ハトのオールレーズン は今年(2016年)夏頃からスーパーの商品棚から消えていった。

正確には、従来のパッケージの商品が消えて、オールレーズン自体は新包装になった。

従来は、1袋に14枚入っていてコンパクトだった。

それが、2枚の個装で12枚入りになってパッケージが倍ぐらいになってしまった。

うまいこと 14枚から12枚に値上げされた。

こう言うことをする企業はキライなので、長い間お世話になったオールレーズンとはサヨナラして他に何かないものかとネットでさがしてみた。

ナチュラルエナジーバー チンパンジー(CHIMPANZEE)と言うのがあった。

食品スーパーでは販売していないが、登山用品店には置いてあるようだ。

早速一枚買って食べてみた。

味も食感も悪くない。ただ分量が少ないので昼食用となれば最低でも2枚は食べないと・・・

そうなると値段は600円(2枚)となって、ちょっと無理。

チンパンジーは主食用ではないと思う。

スポーツする人は健康志向でしょう、ならば、小腹が空いた時には少々高くっても安心のオーガニック食材のチンパンジーをどうぞ、と言う位置づけの商品だと思う。

山の昼食には向かない。

山の非常食には、嵩が低いし軽いので(値段無視出来れば)ピッタリかも。

他に何かないかとネットでさがした。

カントリーマアムが山では定番だとでてきた。

う~ん、カントリーマアムは昔からみて知っているけれど食べたことはない。

これってお菓子でしょう。とは思いつつ、1食で10個と見て一袋20個入りお得用パックを買って山に入ってみた。

甘くて口あたりもいい、しっとり感もある。食べやすい。

が、それが逆に災いして、半日登山で一袋20個を全部食べてしまった。

う~ん、やっぱりイメージ通り、お菓子であって山の昼食にカントリーマアムは不適合。

他に、サブレも家で食べてみた。

値段、嵩、分量、いずれも合格だけれど、甘すぎるし乾燥しているのでやっぱり無理。

適当な昼食が見つからない。

腹立たしいけど、14枚から12枚に値上げされた 東ハト オールレーズン を試しに買ってみた。

12枚でも昼食一回分と見なせるか確認したかった。

まず一袋のカロリー数などを新旧でどれぐらい差があるのかみてみた。

昔の14枚入りの時は、1枚あたり 7.6g、 28.1kcal、 炭水化物 5.7g だった。

それが、新しいのでは、1枚あたり 8.9g、 33.9kcal、 炭水化物 6.5g になっている。

ん?1枚のサイズが若干大きくなっている?!!

結局これって、古い方は一袋あたり 106.4g、 393.4kcal、 炭水化物 79.8g

新しい方は、一袋あたり 106.8g、 406.8kcal、 炭水化物 78g とほぼ同じ値だ。

エエッ、東ハトさん、14枚を12枚に値上げしたんではないんだ。枚数減らしたけれど1枚あたりの分量は増やして一袋あたりでは同じだけ入った商品なんだ。

素晴らしい!!

てっきり体よく値上げしたと思っていた。ゴメンなさい、東ハトさん。

やっぱり山の昼食の定番、王者はあなた、 東ハト オールレーズン です。

 

 

 

『登頂「笠ケ岳」は別の山 近代登山の父・ウェストン』 の記事

岐阜新聞の Web版の2016年10月30日に上記記事が出ていた。

ウォルター・ウェストン。
明治時代に日本に3度長期滞在して多くの山に登り、「日本近代登山の父」と呼ばれる英国人宣教師。
甲斐の鳳凰三山の地蔵岳オベリスクに初登頂したのは有名だ。
その彼の著「日本アルプス」で、笠ケ岳登山について詳しく書かれているそうだが、その内容通りだと「笠ヶ岳」ではなく「抜戸岳(ヌケド岳)」に登ったらしい。
山頂の描写からもそこは笠ヶ岳ではない、と地元の山ヤ=木下喜代男さんが検証された、と言う記事。
ウェストンは笠ヶ岳に登るために地元の猟師に山の案内を請うていたが2年続けて断られていて3度目の1894年にやっと案内してもらえて”偽り”の笠ヶ岳に登ったらしい。
木下さんは、地元の猟師が「笠ケ岳は頂上に阿弥陀如来を祭る聖なる山で、異教徒を登らせるわけにはいかない」と、わざと笠ヶ岳とは違う抜戸へ案内したんだろう、との見解だ。

なんか気持ちの良い話しだ。

私は、別段ウェストンに何か悪い感情を持っているわけではない。
そもそもウェストンは、オベリスクのテッペンに初めて登ったと言うことと上高地に胸像があるぐらいしか知らない。

だけどこの記事はすがすがしい。

多分、ヤマレコ等で高尾山や丹沢で「バリルート(バリエーション・ルート)」と言われると非常に不快な気持ちになる。その裏返しなんだろうと思う。
この人達は、単に登山のガイド本や登山地図に登山道として乗っていない径をバリルートと呼んでいるだけなのだ。
そこは登山道ではないかも知れないが、バリエーションでも何でもない、杣人が植林作業で歩き込んだれっきとした「径」だ。

登山者なんてその力はたかが知れている。

山ではやっぱり猟師や杣人の経験と知識が素晴らしい。

 

2016.07.24 の 奥又白池の水量

2016年7月24日(日)に奥又白のA沢を登り始めましたが、トレランシューズにチェーンアイゼンでは登れず、降りてきました。

帰りに、奥又白池の水を見てきました。

2016.07.24 OkumatasiroIkeMizu 奥又白池の水家庭用の水道水と同じ程度の量が出ていました。

水場(中又白谷)の上部にはもう全く雪渓はありません。

あと何日程度持つ水場なのか分かりません。

 

ちなみに、奥又白谷のパノラマ径と松高ルンゼの出合は勢いよく水は流れていますが、伏流し易いところなので、こちらの方が先に干上がる気がしなくもないです。

 

 

天然記念物の岩に ハーケン

この一週間ほどで多くのマスコミが天然記念物や観光地の岩に岩登り用のハーケンが打たれていると立て続けに報じていた。

NHK、読売、朝日、日経などだ。

まず、岐阜県御嵩町にある国の天然記念物「鬼岩」でハーケン2本が打ち込まれているのが見つかった、と報じられたら、

すぐ続けて、白山国立公園にある石川県指定の天然記念物「白峰百万貫の岩」にも打たれていると報じられた。

そして、続けて、長野県飯田市の景勝地「天龍峡」の巨岩「樵廡洞」とその周辺の岩に60本以上のハーケンと報じられた。

警察沙汰になっている。

 

岩登り禁止の岩に登っちゃまずいだろう。

クライム=climb(よじ登る)はやってもクライム=crime(犯罪)をやっちゃいかん。

 

しかし、岐阜県の鬼岩は1980年代にもう登られてルートとして紹介されていた。

それを今更なんなんだ?

石川県は知らないが、天竜峡はハーケンの多さから見て同じ頃には登られいて毎週末のようにクライマは練習に行っていたんだろう。

それを今更、なんなんだ。

本当に登られては困るのなら、もう何十年も前にクライマーに注意し、「登るな」の立て看も設置しておくべきだろう。

それを何十年と任務を遂行せずに、今ここに来て急になんなんだ。

だったら、私は、むしろ、クライム=climb(よじ登る)をやってクライム=crime(犯罪)を犯し、捕まって、罪を償って、堂々とお天道様の下を生きていきたい。

後出しジャンケンのような姑息なことをして、お月様の下さえも歩くのが恥ずかしいような、そんな人生は生きたくない。

 

 

いよいよ梅雨か

いよいよ梅雨か?って何を呑気な・・・・

今年の梅雨入りが宣言されてもう半月ぐらいになるかと思う。

でも今までは丸一日晴れが約束されるような日が結構あったし、事実、山にも登っていた。

でもそれも終わったようで、これからは丸一日天気がもつ日は無さそうだ。

半月は山を諦めねばならんようだ。

あ、いや、半日の岩トレなら行けそうかも・・・

 

山の事故に上級も初級もないけれど

5月ゴールデンウィーク。前半が終わった。

今回の山は、長くはないが、急激に天気は崩れると予想されていた。

なので事故は起こるだろうなと思った。

でも考えたら、雪山に吹雪はつき物だ。5月で吹雪はあまりなくても、冬山経験者なら24時間とは続かない今回の吹雪ならそれなりにやり過ごせるのでは?とも思ったりもした。

結果、何人もの人が亡くなられるゴールデンウィークの前半となった。

見ている限り、たいそう難しい山で亡くなられた訳ではない。

感じとして、雪の北アルプスは今回が初めて、と言う人がほとんどでは?と感じてしまった。

雪山になれている人は、事前に天気の急激な変化を知って入って居られたと思う。

無理せず、下山日程と相談しながら、退却を頭に入れながら行動されているように感じた。

方や、雪の北アルプスは今回が初めてという人は、退却のタイミングを見誤り、雪上技術はほとんど無く、いわんや吹雪の中を歩くなど全く経験のない人が遭難されたように感じる。

山の事故に上級も初級もないのは決まっているが、今回の遭難者は雪山経験があまりにもなさ過ぎた、昨今登山ブームで夏の山には色々経験したので残雪の北アルプスにやってきた、と言う感じの人のように見える。

充分な経験者が付いていれば、遭難しなかったものを、と感じるので残念だ。

 

ただ、ネット上で最近よく目にする 危険 な言葉がある。

1.ゴールデンウィークに雪が降ると、「季節はずれの雪」と”毎年”言われる。

毎年 季節はずれ と。

2.雪上で滑落した時に止まる技術、「滑落停止」がある。けれど、

雪上で滑落したらもう止まらない、だから絶対に滑落しては行けない、と。

ここまでは賛同する、でも、だから「滑落停止」は意味がないのでその訓練はしない山岳会が多い。なんって事だ、と思う。

ネットでよく見かけるこの2つは、冬山を知らない人に大いに誤解を与えていると思う。

 

 

山の地図もお年寄りにやさしい

登山用には、昔から「山と高原地図」が利用されている。

私も結構いろんな地域の地図を持っている。

YamatoKougennTizu

この地図には、コースタイムが出ている。けれども縮尺が大きい(?、粗い)ので道を見失った時に地形から地図を読んで対応するには不向きだ。

1/25000 の地図は地形には詳しいが、コースタイムとやらは出ていない。

なので山と高原地図と併用することになる。

この山と高原地図のコースタイム通りに歩くのは私にはきつくなってきた。

と思って、最近版の地図のコースタイムを見ると私の持っている昔の地図に較べると1割から2割長くなっている。

別に山が厳しくなったり歩きにくくなった訳ではない。

装備が良くなった分、歩きやすくなっているぐらいだ。

では、何故コースタイムが長くなったのか?

おそらく、爺さん婆さん、もう少しやさしく言えば、「中高年」登山者が増えて、昔のような 若者 のように速く歩けなくて時間が掛かるようになったのだろう。

昔は、お年寄りが、コースタイム、すなわち、若者の歩く時間に2割り増しとか5割り増しとかの計算をして歩いていた。

今は、逆に、若者が、お年寄りのコースタイムに60%とかの時間に計算して歩いている。

 

と言うことは、常に、私ら 団塊の世代 を中心にしてもらっていると言うことか。

ありがたいことです。

 

 

槍ヶ岳のライブカメラ復旧

積雪期や今のような残雪期は、その山に登れるかどうかは多分に積雪の状態による。

その積雪状況を知るにはライブカメラが一番だ。

槍ヶ岳も一年を通してライブカメラで状況を知ることが出来る。

私は、今のところ、槍ヶ岳に登る予定はないが、ここを見れば、近場の 穂高岳 とかの様子も推測が付くので毎日見てる。

けれど、3月初旬ぐらいだったか、槍ヶ岳のライブカメラも吹雪にあってレンズに雪が付着して見えなくなっていた。

それが、10日程先の5月連休に合わせての小屋開けの為に山小屋の人が入ったのでレンズの雪が切れに拭き取られて再び槍ヶ岳のライブカメラが復活した。

yari_00001ありがたい事です。

http://www.mcci.or.jp/www/yarigatake/live.htm