山で飲料水として乳酸菌生成液を飲んでみる

腸に元気になって欲しいからと乳酸菌生成液を500mlペットボトルに水で薄めて毎日飲んでいる。

すごく快調。

でも、朝からとか前夜から山に行った日は飲んでいなかった。

山の飲み物と言えば、冬、雪山では、テルモス(魔法瓶)に入った熱い ココア か ミルクティ だし、夏の暑い時は、おーいお茶か炭酸レモン飲料、または現地調達すなわち谷川を流れる水を飲んでいる。

先日、西丹沢の山登りに行った。

ハイキングコース プラス アルファ 程度の半日コースなので、荷物が非常に少ない。

なので、普段飲んでいる乳酸菌を持っていき、山では飲みにくければそのままザックに担いで持ってかえってくれば良いやと初めて持っていった。

途中で一口飲んでみたら、これがすこぶる美味しい!!

つい、もう一口と飲んでしまう。

それぐらい美味しかった。

乳酸菌生成液は、酸っぱいし塩辛い。

酸っぱさが食を誘い、塩辛さが疲れた身体に効く、って感じだ。

私は、山では、余り水を飲まない方だが、今回は3~4時間で乳酸菌生成液500ml飲んでしまっていた。

それぐらい、山に合った飲み物だった。

これは良いことに気が付いた。

 

有罪判決のガイド、控訴へ

直前のブログ(4月21日 山岳ガイド、過失致死で有罪判決)の山岳ガイド 福岡県大牟田市の田上和弘(57歳)が、控訴したという記事を見た。

お客を4人も死に至らしめていながら執行猶予付きとあり得ない軽い判決を、「自分の性で4人も亡くならせ申し訳ありませんでした」、と言うべきところを「俺は悪くない」だと???

どれほど自分が無責任で無能な人間だったかまだ分かっていないらしい。

こうなると、単に一人のガイドの問題で終わることも出来ない山岳ガイド協会の話になる。

突発事故でもない、充分に事故回避の出来る登山で事故を避けようとする判断がまるで出来ていない登山リーダーとしての資格がまず無い。

ヤバイとなったあと、危険から身を守る技量もまるでない、能なし登山者。

山の中にあって、これほど無責任で無能力な人間を「山岳ガイド」と名乗らせる山岳ガイド協会の認定制にも大いに疑問がわく。

 

この事件のあと数ヶ月後に唐松岳でお客を助けるために最後まで頑張り通し、自らは低体温症でこの世を去ったガイドが居た。こういったガイドまで地におとしめる恥ずべき行為だ。

 

山岳ガイド、過失致死で有罪判決

およそ10年前の 2006年10月7日 に、黒部の祖母谷温泉から白馬岳を目指し、途中の清水岳(ショウズ岳)前後で4人のお客を風雪で疲労凍死させた福岡県大牟田市の山岳ガイドが過失致死で有罪判決を受けた。

このガイドの 山や としての知識・技術の未熟さは確か以前書いたと思うからもう書かない。

で、今日の新聞を見たら「弁護士は『原因は、突然の暴風雪で天候の急変を予測できなかった』として無罪を主張していた」、と出ていた。

ウソをつくな。当日、祖母谷温泉のオヤジは雨で出発を見合わせるように言っていた。

森林限界を超えた清水岳周辺ではどちらからどの程度の風が吹くかは地形をイメージするだけで容易に想像できる。何が「突然の暴風雪」だ???勝手に机上で山上の天候を作るな!事実で勝負しろ、と言いたくなる。

 

どうもこういう記事を見ると、弁護士とは、事実に基づいて裁判を争うのではなく、口先で『事実』とやらを捏造し、『裁判に勝つこと』が目的なんだと見える。

ちょうど一年程前の STAP細胞 という『科学』の捏造した小保方を、口先で『事実』を捏造しようとした弁護士と同じだ。

いずれも、事実を元に争うのではなく、事実というものを捏造しようとしている。

別に弁護士だけではない。

警察や検察も2~3ヶ月に一度ぐらいの割で『冤罪』事件が表沙汰になる。

 

これじゃあ法曹界も法も失墜しちゃうよ。

 

83歳でエベレスト挑戦???

ネパール人のミン・バハドゥール・シェルチャンさんが、来月5月に83歳でエベレストに挑戦するという記事が出ていた。

2年前(2013年)に80歳で三浦雄一郎さんがエベレスト登頂の最高齢の記録を作るまではこのミン・バハドゥール・シェルチャンさんの76歳というのが最高齢記録だったそうだから今回の挑戦も登頂できる可能性は十分あると言うことらしい。

83歳!?

恐ろしいことだ。

先日、私は、富士山でさえ登れなかった。

7合目、そこは歩き始めて標高で2000m登ったところ。そこまでで9時間かかった。

この調子では日帰り登頂は無理と諦めて降りてきた。

まだ60歳代半ばという「若さ」だのに、もう歳だ、無理だ、と諦めた。

そんな自分が恥ずかしい。

 

83歳でのエベレスト、どうか頑張って下さい。

そして後進に力を下さい。

 

 

「日本雪崩ネットワーク」は谷の滑走を推奨?

「バックカントリースキー:遭難死亡の6割超が雪崩に遭遇」

と言う記事が出ていた。

( 毎日新聞 2015年03月04日 21時19分(最終更新 03月04日 23時26分)

http   mainichi.jp/select/news/20150305k0000m040082000c.html

(この記事は毎日新聞の会員(無料)でないともう見れません)   )

死亡事故の雪崩の比率はもっと高いと思っていたが、他の原因による死亡が4割近くあるらしい。

ちなみに「滑落」は9%だそうだ。

この6割強の遭難死者うち9割はビーコンを持っていた、という。

まあ、早い話し、みんな雪崩覚悟で滑走しているということのようだ。

で、この記事で気になったのは、

『研究者や山岳ガイドでつくるNPO法人「日本雪崩ネットワーク」(横浜市)』

が出している注意点として、
◇雪崩回避のための注意点(日本雪崩ネットワーク)
・雪崩の起きやすい38度前後の斜面やすり鉢状の沢筋などでは慎重に行動する
・雪の量や、雪の弱さなどコンディションを把握する
・雪崩が起きやすい場所では、1人ずつ滑るなど、危険にさらされる人数を最小限に

となっている。

勿論雪崩の発生が谷筋とは限らないのは知っているが、『日本雪崩ネットワーク』としては、谷筋に入るな!!とは言っていない。

むしろこれでは、谷筋は無木立で快適に滑れるけれど雪崩には注意しましょう、としか私には読めない。

 

私は、3年前にスキー滑走で転倒し自力脱出が無理と見て救助してもらった。

色々な意味でスキーは私には無理と反省してゲレンデスキーもやめた。

止めて一番ホッとしているのは自分だと思う。

理由は、山スキーではみんな平気でドンドン谷筋に入っていく。

山屋としては考えられないルート取りだ。

それでも雪崩遭難が少ないのは、山屋の歩行時間に比べてスキー滑走の速さだ。あまりに速いので雪崩に遭う確率が低い。

単に確率が低いだけだと思っていた。

だけど回数を重ねたら雪崩遭難の可能性は上がってくる。

このまま続けていては、いずれ自分も雪崩に遭うだろうと思っていた。

だから、山スキーを止めたら雪崩に遭う可能性もグーンと減ってくる。

それでホッとしている。

 

 

怪我の療養

もう今日は2月の末日。またもブログの更新を1ヶ月間サボってしまった。

書く内容がないと言うより、書く癖が消えてしまった、って感じだ。

さあ、改めて書いていこう。

 

年初、正確には 2015年1月5日 に釜トンから歩いて雪の上高地に入った。

いわゆる正月休みの終わった月曜日と言うことで、穂高の稜線も無風の快晴なのに人はほぼゼロに近かった。満足のいく、気持ちのいい山だった。

帰りの釜トンで、「あれっ、道路が濡れているの?凍っているの?」と、前屈みになりながらそーぉっと左足を乗せ右足を乗せた瞬間、「痛い!!」。

どのように転倒したか分かっていない、氷での転倒は速すぎる。

氷から離れてうずくまった。

少し落ち着いてから歩き出し、車に戻って、運転して横浜まで帰ってきた。

翌朝、以前2回お世話になった新横浜の整形外科へ行くと、先生が病気療養のため閉院となっていた。それはいけない「お大事に」と締まっているドアに向かって言って帰ってきた。

午後、家から一番近くの接骨院へ行った。

骨は折れてはいないでしょう、とのことだったが、翌日通院したら腫れは更にひどくなっていて「これは折れているか、少なくともヒビいっている」との見立てに変わった。

週末の金曜日、隣の駅の病院の整形外科でレントゲンを撮って診てもらった。

レントゲンでは骨折の影はなかったが、診断書は「骨折」だった。

毎日まじめに接骨院へ通院した。

左手首は順調に回復していっているので、ついでに、3年前の骨折手術で固まってしまっている右足首の治療もお願いした。こちらもみるみる良くなって、傾斜が45度の階段の坂をカカトを着けながら、足裏全体でペタペタ上がっていく。

この45度の坂は、問題の右足はカカトガまでペタッと着くが、何も問題ない左足のカカトは固くて着かない。

接骨院でコチコチになっていた右足をほぐしてもらったら、何も問題なかった左足より柔らかくなった。これはスゴイ。

う~ん、なるほど。

これが大手病院と町医者の違いらしい。

大きな病院は手術など大きな病気は治してくれるが、直すまで。その後のリハビリは「自分で頑張れよ」で終わっていた。町医者は、しっかり最後までリハビリにつき合ってくれる。

それぞれの持ち場が違うのがよく分かった。

 

ところで、問題の左手首は、一月半は毎日通院して治療してもらったおかげでもう日常生活にはなんの支障もなく10日ほど前から2日に一回の通院に変わった。

先日、雪の乗鞍山3000m峰にも問題なく登って来た。

もうあとすこしで治療は終わりそうだ。

 

年賀状に、今年は雪の山で頑張ってみる、と書いたのに、出鼻をくじかれた格好になってしまっていた。

3月に入ったら、その雪の山で頑張ってみよう。

 

 

月刊誌「山と渓谷」を買った

月刊誌「山と渓谷」、2~3年に一度買う。

その意味では、今回の購入は珍しい。

今年(2014年)の夏に「山と渓谷」よりははるかによく買っていた「岳人」が廃刊になったが、その最後を締めくくるシリーズとして「日本の100ルート」的な特集が3~4ヶ月にわたって行われた。勿論買った。

今回の「山と渓谷」には今月号だけで「日本の名ルート100」が出ていて、これはすごいな、と本屋で見てみたら、山名とルート名と数行の説明程度で全く私には意味のない内容だったので購入は止めた。でもついでに目次は見てみた。

釈由美子の「私を穂高に連れてって!」というのがあって、オヤジさんと妹さんとで奥穂に登る写真がでていたので結局買ってしまった。

女優につられて買ってしまう、俺ってミーハー過ぎるかな???

 

 

岩登りゲレンデは楽しい

この前の日曜日、久々に山の仲間の人達に声を掛けてクライミング(岩登り)に行ってきた。

国民宿舎裏妙義に車を駐車して歩き始めた時は寒くて、これじゃ岩登りなんか出来ないかも、と言う寒さだったが、歩き始めると身体は温もってくるし、風もほぼ無くなり、南面の岩場ではむしろ汗ばむ暖かさになった。

タドン(炭団)の壁といわれているように、黒い砂岩に黒い石が埋め込まれたような壁で、初めは、変に荷重をかければ、タドンが崩れ落ちるのではないかと気になるが、以外とどのタドンも安定していた。

地元の山岳会の人だと思うが、良く整備されていて、2~3m間隔でハンガーボルトが打たれている。

場所によっては1m間隔で打たれているし、ビレーや懸垂下降の支点はしっかり作られているので安心して登れる。

私たちは、50mシングルロープ一本で登ったが、どうもダブルロープで登るように設定されているらしく、ボルトは2列になっているのか、シングルロープでランニングビレーを取っていくと、ロープは右に左に屈折して Z 状になってしまう。そうなると、ロープは流れにくくなるので、ボルトは1つ飛ばしとか2つ飛ばしでランニングを取っていく。

ところが、得てして、このボルトにランニングを取らなければ、怖いでしょう、と思うボルトを飛ばしていかなければならない。

ひえ~怖いよう~、と泣きたくなるような怖さを我慢して、ロープを延ばしていく。

そんな所を越えると、やったぜ~と気分爽快になる。

そんな感じでグングン登っていけるので実に楽しい。

登りわずかに1時間半程のクライミングだったが、実に気分良かった。

やっぱり、クライミングは良く整備されたゲレンデが楽しい。

DSC02921

 

 

初冬の上高地

今日、11月15日(土)で、今年2014年の上高地に入るバスの運行は最終日となった。

私も行きたかった。

奥又白谷から屏風の耳に出て、槍と穂高の雪景色を見たかった。

ここ数日で確実に雪は付いた。

雪が付いたのは良いが、天気はそのまま晴れることなく「雪」の予想だった。

だから上高地入りは諦めた。

景色が目的の山で、景色が見えないのなら山に入る意味がない。

早々に諦めていた。

ところが今日、ちょうどお昼頃に上高地・河童橋のライブカメラを覗いてみたらなんと沢山の人が居るではないか。

20141115kappabashiこの人数の多さ、さすがにバスの最終日だと感心した。

けれども、景色の見えない、むしろ小雪が降る、ただ寒いだけの河童橋に、この多くの人々は何しに行って居るんだろう?

天気悪いから止めるという気は起こらなかったのだろうか?

まあ、景色は見えなくっても、このあと、暖かい温泉に入って、美味しいものを食べれればそれでよい人達なのかも知れない。

 

イノシシと間違え射殺

毎年この季節になると、猟で獲物と間違え人を射殺という記事が出る。

私は、登山で山に入る人間なのでどうもこの猟が怖い。

しかも私の場合、山径じゃない所を歩くのがほとんどなので余計に怖い。

まあ、実際、パンパン音のする所を「撃つなー、撃つなよー」と大きな声を出しながら径のない尾根を降りていったこともある。

どうもこの季節になると撃たれそうで怖い。

 

畑を荒らす鹿や熊、猿などをもっともっと殺処分すべきだというのが私の考えなので猟をする人には頑張ってもらいたい。けど人間は撃たないで~~。

何かいい手はないのかナ?

登山者は必ずホイッスルを鳴らさなければならない、とか、

登山者は必ず白のヘルメットをかぶらなければならないとか・・・

何か、猟をする側からルールを決めて欲しいな。

でなければ、こっちもパンパン空包を鳴らしながら歩くとか、して獲物逃がしちゃうぞ~。